看護師として働くためには
いつも笑顔を絶やさず具合が悪い人たちのお世話をする看護師の仕事。
しかし、その一方で、労働条件が過酷だったり、人の命と直接向き合うという責任重大な仕事によるストレスなどから、仕事をやめていく人も多く、慢性的な人手不足に陥っている仕事の中でトップクラスであるともいわれています。
看護師になるためには、看護師の国家資格や准看護師の都道府県で行われる看護士の試験を受けて合格した人しなければ、看護の仕事を行うことはできません。
准看護師は、中学卒業後、准看護師養成所や看護高等学校などの過程で看護師についての基礎的な知識をしっかり学んだ後、卒業後都道府県で行われる准看護師試験を受けて、合格すれば仕事に就くことができます。
正看護師は高校を卒業した後、看護高等学校や看護師養成課程のある大学や短大、専門学校などで、看護の基礎や応用などをしっかりと学んだ後、国家試験を受けて合格した人だけがなることができます。
もちろん、試験に合格するためには、学校で教わってきた看護の基礎や歴史、患者さんの心理学や医学一般などの基礎的な知識を覚えておかなくてはなりません。
おおむね、8割以上の成績を取らないと合格できない難易度の高い試験です。
しかし、合格したからといってすぐに看護師として働けるかといえばそうでない場合も多いのです。
看護師の国家試験をまだ卒業していない段階で受ける人も多いです。
しかし、いくら国家試験に合格したとしても看護師養成過程の学校を卒業できなければ看護師として働くことはできません。
また多くの場合、養成課程のある学校を卒業する際に就職が決まっていることが多いのですが、知識があっても人格的に看護師に向いていないなどの場合は、看護師の試験に合格しても就職先が決まらないという場合もあります。
看護師として働くためには、試験に合格するための知識や技術と、看護師にふさわしい人格を身につけることも大切であるといえます。
